飲食店がたけのこを農家直送で仕入れる3つのメリット
「このたけのこ、どこで採れたんですか」
お客様からそう聞かれた時、生産者の顔や栽培方法をすぐに答えられたら、料理への信頼感が一気に高まります。
市場を通さず、専門農家から直接仕入れることには、想像以上のメリットがあるんです。
まず1つ目は、鮮度の違い。
掘りたてのたけのこは時間との勝負です。
収穫後すぐに出荷してもらえる直接取引なら、灰汁が回る前の状態で手に入ります。
通常は下茹でが必要なたけのこも、きちんと管理された竹林で育ったものなら灰汁抜き不要。
調理の手間が省けるだけでなく、本来の香りと甘みをそのまま味わえます。
2つ目は、ストーリーが語れること。
竹林の土壌作りから収穫まで、どんな手間をかけているのか。
例えば竹チップを撒いてカブトムシが活躍する「生きた土壌」で育てている話や、有機堆肥での栽培方法など、お客様が興味を持つエピソードがたくさんあります。
「富士山を望む竹林で育った筍なんですよ」という一言があるだけで、料理の価値が変わってくるでしょう。
3つ目は、柔軟な対応力です。
市場での仕入れだと、欲しい時に欲しい量が手に入らないこともあります。
でも生産者と直接つながっていれば、必要なサイズや量を相談できますし、「来週のイベントで使いたい」といった急な注文にも応えてもらいやすい。
試食やレシピ提案といったサポートが受けられるのも、直接取引ならではです。
和食店のオーナーとして他店と差別化を図るなら、食材選びから勝負は始まっています。